住まいノート

2018年竣工を目指し有名建築家と傾斜地に建つ平屋住宅を設計中。家づくりの失敗談やアイデアなどを掲載。

「建築家の探し方」悩みをズバッと解決!まずは住宅作品の確認を!

建築家をインターネット検索して建築家の多さと、比較のしづらさに挫折感を味わった方いますか?正直言うと僕は検索結果に表示される建築家が全て同じに見えました(笑)そんな僕ですが、最終的に自分と価値観が合う建築家に巡り合うことができました。そんな建築家探しに行き詰まった人に向けて、建築家の探し方の流れとポイントを整理しておこうと思います。

一級建築士の人数が多すぎる

まず最初に、なぜ建築家を探すのが難しいのか?考えてみましょう。2018年4月時点で一級建築士の登録人数はおよそ37万います。(※建築士建築技術教育普及センター公表)もちろん全ての登録者が住宅建築を請け負っている訳ではありませんが、そんな多くの建築家から自分に合った1人を選ぶなんて至難の業ですよね。

 

そして建築家紹介サイトも多すぎる

そして建築家を探そうとすると下記のようなサイトに行きつくはずです。

色々なサイトが乱立している上に、一人が複数のサイトに登録していたりするので非常にわかりにくい構造となっています。また紹介されている家はどれも素敵に見えて「どの建築家でも良くない?」という気持ちになってしまいます。

 

はじめての家づくり!まず最初に準備すべき事

住宅を建てるためにはまずは「土地」と思うかもしれませんが、それはオススメできません。まず決めるべきは引き渡し期限と予算、住みたい家のイメージです。それが決まってようやく土地探し、建築家探しが可能となります。ちなみに我が家は

「長男の小学校入学までに引っ越したい」

「無理のないローンを考えたら〇〇〇〇万円まで」

「森の中に住むような家が良い」

って感じです。結局、長男の小学校入学までに間に合いませんでしたけどね(笑)

ランドセル

 

オススメの建築家の探し方

さて本題の建築家探しです。冒頭で述べた様に「コレだ!」と思える建築家を探すのって難しいですよね。よくあるアドバイス

「建築家は相性で選べ」

とか言いますけど、相性なんてネットや本では分からないですし、会っても1度で判断出来るとは限りません。また凄くイイ人でも、良い家を建てるかは全然関係ありません。じゃあ何を基準に選べば良いのでしょうか?

それは過去に建てた家。それしかありません。

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「でも他人の注文住宅なんて、予算も要望も違うし参考にならない」と思いません?ですが良い建築家ってどんな設計にもイイ意味で個性を出してきます。逆に施主(素人)の要望通り設計してもロクな家はできません。その個性こそが建築家に設計を依頼する価値であり、あなたが建築家との家づくりに対して魅力を感じている部分なのではないでしょうか。

 

有名建築家は個性で選べ

とりあえず書籍やネットでたくさんの建築家の作品を見てください。そうすると自然と自分の中で建築家のイメージが整理されるはずです。例えば

※建築家の皆様、勝手にリンク貼らさせて頂きました。僕の印象なので迷惑だったら速攻で削減します。

 

みたいに「この人はいつもこんな家を設計するな」という自分の評価を作りましょう。そうしたら自然と選ぶ選ぶべき建築家が浮かび上がってくるはずです。「かわいい家」or「和風の家」なら判断しやすいですよね?

建築に対する感性は人によって大きく異なります。しかし好みが共有出来ていれば大きく失敗する事は無いはずです。

 

依頼する地域での実績も重要

どれだけ良い設計でも、良い工務店がいないと良い家は建ちません。そういう意味で建てたい土地での実績があるかも確認すべきポイントの1つです。腕のある工務店と付き合いが深いことが、品質の向上やコスト低減に効果を発揮します。

 

実際に建築家に会いに行ってみましょう

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自分と感性が合いそうな建築家が見つかれば、アポイントを取って会いに行ってみましょう。会うだけなら無料ですから有名な建築家でも臆する必要はありません。新国立競技場の設計者でもある巨匠隈研吾さんでも年に1、2軒は住宅を手掛けていると聞きます。気になる建築家がいれば、とりあえずアポイントをとってみてはどうでしょうか?最終的に建築家と話してみて相性が合いそうだったら設計依頼したい旨を伝えてください。

 

まとめ

ここまでの話を簡単に整理すると

依頼する建築家の候補は

過去作品の個性で選べ

最終的には

建築家との相性で決定しろ

って事でしょうか?まずは色々な建築家の作品を見てお気に入りの建築を見つけてみてください。

 

雑誌から取り掛かるのがオススメ

インターネットの情報は膨大ですが、雑誌であれば編集者が情報をフィルタリングしてくれています。ですから、それほど情報の多さに困ることもないでしょう。何から取り掛かれば分からない人は「住まいの設計」を読むことをオススメします。何を隠そうウチも「住まいの設計」を読んで依頼する建築家を探しました。

「住まいの設計」では物足りないディープな建築家探しをしたい人は「新建築住宅特集」を読んでみるのも良いかもしれません。毎回自分の常識を覆されるチャレンジングな作品が満載で興味深いです。