住まいノート

2018年竣工を目指し有名建築家と傾斜地に建つ平屋住宅を設計中。家づくりの失敗談やアイデアなどを掲載。

「南向き整形地」は買っちゃダメ?失敗しない土地探し方法

家を作ろう!と決心したらまず必要なのは土地ですね。冷やかしでモデルルームに行ってもイイ感じの説明をされた後に「で、土地はお決まりでしょうか?」とお決まりの様に聞かれるのではないでしょうか?今回は僕の土地探しの経験を振り返りながら土地探しの方法について解説していきたいと思います。

どうやって土地を探せば良いの?

はい簡単です。下記サイトのどっかで検索しましょう。

以上。おしまい!(笑)

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いやいや。流石に説明が雑でしたね。でも、この情報化社会において不動産情報サイトでほとんどの情報が取得できます。売主の気持ちになって多くの人の目に留まる方法を考えれば当然ですよね。但し不動産情報サイトに正確な住所は掲載されておらず、最終的には不動産会社に問い合わせる必要があります。ですから、気になる土地が見つかったら不動産会社に連絡してみましょう。

 

不動産会社選び

不動産会社は担当者で選べ

では実際にどの不動産会社に連絡すれば良いのでしょうか?僕が言えることは「誠意ある対応の出来る信頼できる担当者を選びましょう」って事だけです。なぜなら不動産会社は高い物件を売れば売る程儲かります。

ですから担当者によっては予算額を大幅に超えた土地を勧めてきたり、土地を探しているのに建売物件勧めてきたりします。その方が多く手数料を請求できますからね。そんな顧客軽視の担当者を信じられますか?土地購入には大きなお金が動きます。ですから、いざという時に「この人が言うなら大丈夫だろ」と思える事って意外と重要なんです。でないと土壇場で「俺ってもしかして騙されてる?」と疑心暗鬼にかられてしまいますからね。なので繰り返しますが「誠意ある対応の出来る信頼できる担当者を選びましょう」

 

でも地元密着企業の方が多くの物件を持ってるのでは?

正直どの不動産会社も紹介できる物件に大差はありません。なぜなら不動産会社は公益財団法人管轄のレインズという不動産情報システムで情報共有されており他社の情報が丸見えだからです。ちなみにレインズで共有されている物件情報は下記サイトにも掲載されているので気になる人は確認してみてください。

安心・安全な不動産取引をサポートする総合情報サイト 【不動産ジャパン】

 

甘い言葉に気をつけろ

このように全ての物件情報はオープンになっていると考えた方が良いです。ですから「丁度、昨日売りに出た物件なのでセミシゲさんだけに紹介しますね」とか言われたら99%悪いこと企んでますね。そんな誘いがあったら要注意です。

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土地探しの心得

最安値の土地を探せ

土地探しって上を見ると際限がないですよね。ですから希望先行で物件を探すと3,000万円の土地が気になったけど、妥協に妥協を重ねて2,000万円の土地を購入する。なんてコトになってしまいます。でもね。格安物件って探せばあるんです。騙されたと思って最安値の土地から探してみて下さい。200万円の土地は法律上建築不可な土地かもしれません。でも、もう少し価格を上げて500万円だと難ありだけど建築可能な土地が見つかるかもしれません。なんか500万円の土地が魅力的に見えてきませんか?

 

割り切った土地探しをすべし

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現地、土地探しをしている皆さん。「辛抱強く待っていたら安くて、駅近で、閑静な住宅地の素敵な物件が出てくるかも」とか思ってません?そんなん、一生待っても出てきません!どれぐらい出てこないかと言うと普通に生活していてトップアイドルと結婚する」ぐらい可能性は低いです。誰が見ても良い土地があれば、業者が買い取って転売するなり、建売住宅建てて売るなりするハズです。市場に出てきた時点で「それなり」の条件であり何らかの問題を抱えているはずです。

  • 価格が高い
  • 駅から遠い
  • 土地が狭い
  • 変形地
  • 騒音が気になる

まずは自分達にとって何が重要で、何が軽視できるか?優先順位をつけましょう。優先順位が分かれば自分達に適した素晴らしい物件に出会えるはずです。

 

まとめ

ダラダラと書いてきましたが僕のお勧めは「土地が狭い」「変形地」「傾斜地」などの一般的な業者が手を出さない物件を格安で購入し、設計によってデメリットをメリットに変える事です。僕が依頼した建築家が言っていましたが「真四角の整形地は意外と設計しづらい」みたいです。特徴のある土地を格安で購入してその特徴を最大限に活かした時、その土地が最高の土地に生まれ変わるのではないでしょうか?そんな土地探しをお勧めします。