住まいノート

2018年竣工を目指し有名建築家と傾斜地に建つ平屋住宅を設計中。家づくりの失敗談やアイデアなどを掲載。

第一印象を決定する『玄関』間取りを本気で検討した僕がオススメするレイアウト

現在、建築中の我が家ですが気がつけば玄関無しプランになってました。イイ機会ですので改めて玄関について考えてみましょう。そこっ!「設計段階でシッカリ考えろよ!」って厳しいツッコミしない!

玄関のメリットは暮らしやすさ

まずは玄関を設置するメリットについて考えてみましょう。

  • 来客に対してプライバシーを守れる
  • 靴についた土が舞っても大丈夫
  • 外の冷気を居室に入れない
  • 外から施錠できる

外から入って欲しくない「砂埃」「外気」「視線」などを一旦遮断する事に効果がありそうです。

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また他の観点でも

  • 生活動線を配慮した設計にしやすい
  • 家の格式が高くする

入った後の動線や来客の対応などを考えた暮らしやすい設計になりそうです。

 

玄関のデメリットとは?

では次に玄関のデメリットって何でしょうか?特にコレといったデメリットはありませんがリビングやダイニングに比べて優先順位が低い為に北側の狭い土地に追いやられ「狭い」「暗い」「利用しづらい」玄関になっている姿を良く見かけます。玄関に対するこだわりの無さが、一般的な玄関のイメージを押し下げる要因ではないでしょうか?

 

本気で考える玄関の間取り、レイアウト

そんな軽視されがちな玄関ですが、本気で設計プランを考えればもっと素敵な空間に変身するはずです。常識にとらわれずに、玄関の間取りについて考えてみましょう。

 

三和土(たたき)土間で広い作業スペースと収納を確保

狭い玄関を思いっきり拡張し、色々な機能を詰め込む発想の転換

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玄関がただの出入口から、ロードバイクの整備や日曜大工の作業場、そしてキャンプ用品の収納へと変身します。また玄関を広く取れる事で老後を考慮したバリアフリー化も期待できそうです。とても開放的でアウトドアの趣味をお持ちの方にはオススメのプランですね。

 

縁側やウッドデッキから自由に入れる開放型

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昔ながらの旧家にありがちな縁側から入れる家。我が家はこのパターンに近いですね。来客に縁側で対応する事も可能な開かれた雰囲気になります。プライバシーの確保と下駄箱の扱いに注意する必要がありますが、採光と風通しが良い玄関になること間違えないです。

 

あえて玄関を無くしてみる

玄関を設置するスペースが勿体ないので、ドア開けたら直ぐにキッチンやリビングにつながるパターン。「狭い玄関を作るぐらいなら無くす」潔い選択ですね。実際、お勝手口を頻繁に使う家庭であれば何も問題が無いのではないでしょうか?玄関を2坪、坪単価80万円と仮定すると160万円もコスト削減が可能です。

 

まとめ

どうでしょうか?玄関にも色々な選択肢がある事を感じていただけたでしょうか?ハウスメーカーが勧めるのまま設計を進めたら「狭い」「暗い」「利用しづらい」玄関が出来上がることでしょう。そして無駄な置物が貯まったりして、、、

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そんな玄関であればいっそのこと無い方がスッキリしませんか?まずは玄関の「いる」「いらない」から本気で考えてみてはいかがでしょうか?