住まいノート

2018年竣工を目指し有名建築家と傾斜地に建つ平屋住宅を設計中。家づくりの失敗談やアイデアなどを掲載。

家づくりの『9割』を決定する『3つ』のポイント

唐突ですが、僕発見しちゃったんですよね。「家づくりの方程式」その方程式の3要素を決定できれば、家づくりの9割は終わったようなものです。方程式って事でちょっと気分を変えて参考書ノリで説明していきます。

Chapter1 家づくりの方程式

では、早速「家づくりの方程式」を説明していきましょう。

 

家づくり第一方程式
  • 土地 × 建築家 × 予算 = 家

※場合によって「建築家」を「ハウスメーカー」に読み替えしても問題ありません。

ここで僕が特に言いたいのは「カウンターキッチンにしたい」とか「デッキテラスを作りたい」みたいな細かい要望は全部無視して、この3つを決める事だけに注力してください。という事です。「それだけで良いの?」と思いますよね?でもこの3つを決めるのが一番難しいですし、コレが決まればあとはトントン拍子に話が進んでいきます。

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だって土地と建築家を探しちゃえば後は建築家が上手い事頑張ってくれます。あとはホント予算次第。予算があれば壁や床材のスペックを上げたり。お好みの照明やデッキを追加したり色々な要望が叶えられます。

 

Chapter2 イイ家を建てるには?

簡単に言うと

  • 気の合う建築家を探せ
  • 安くて良い土地を探せ

と言ったトコでしょうか?建築家は人それぞれ好みがあるので、一概にコレが良いとは言えませんが、沢山の作品を見てあなたにピッタリの建築家を探しましょう。費用感は誰に依頼しても大差無いので価値観を共有できる建築家と出会う事が一番重要となります。

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あと残りの土地と予算が曲者です。土地に金をかけ過ぎると予算が無くなる。低予算だと狭小地とか変な物件しか残って無い。難しいですよね。

 

Chapter3 安くて良い土地を探せ

その前に「良い土地」って何でしょうか?南向きの整形地をイメージした人がいたら、その人は少し考えを修正した方が良いかもしれません。「良い土地」と言うのは人によって異なります。緑を眺めて暮らしたい人には、緑道沿いの狭小地が良い土地かもしれません。また風景の抜けを重視するなら傾斜地が良い土地かもしれません。ちなみに我が家は風景の抜けを重視して、傾斜地や擁壁のある土地をメインに土地探しをしてました。

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つまり良い土地を探すにはまず自分の理想の暮らしや家を想像する事が必要なんですね。

 

Chapter4 狙うべき土地価格

とはいえ、土地探しって家づくりの初期イベントなんですよね。だから理想の暮らしも想像できていないかもしれません。家づくり初心者は経験値のなさゆえ、高い物件に目移りしがちです。かく言う僕も、当初は最終的に購入した額の4倍の土地とか普通に買おうと悩んだ時期もありました。

そんな家づくり初心者さん!一度目を覚まして下さい。

建物は予算をかける程良い仕上がりになりますが、土地は価格が高いからと言って必ずしも良い土地とは限りません。またこれから迎える人口減少社会において土地の価格なんて購入価格から下がり続ける事を覚悟しておいた方が良いでしょう。都心中央部以外は土地の資産価値がなくなると思った方が気が楽です。

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ですから土地の予算は出来る範囲で頑張れば良いんです。はい。2つ目の公式いきますよ~

 

家づくり第二方程式
  • 全体予算 − 建物 − 経費 = 土地

まずは理想の暮らしのイメージと、その建物の予算を決めて、残り予算内で土地を探してはいかがでしょうか?